2013年04月07日

大雨…洪水からの避難は…?


昨夜はひどい暴風雨で、各地で河川の水位が危険なレベルに達したとか、床上・床下浸水、道路の冠水などの情報が流れていました。

東京都内でも目黒川が避難判断水位を超えたようですが、普段の目黒川を知っている人であれば、何であんな距離の短い川が氾濫するんだと思うかもしれません。

しかし、流域のコンクリートで覆われた市街地に降った雨が、下水管を通してすべて流れ込むのですから、短時間で急に増水することもあるのでしょう。


神奈川県内でもいくつもの河川で水位が危険な状態に達していたようですが、その中で気になる報道が一つありました。

金目川の水位が避難判断水位を超えたとして、平塚市が1万5,441世帯、4万573人に避難勧告を出したのに対し、実際に避難をしたのはわずか69人(避難勧告2時間後現在)にとどまっていたようです。

これは、東日本大震災が起きる前の、津波警報などによる避難勧告でも同じような傾向が出ていました。

どうせたいしたことはない、浸水してもせいぜい床下がちょっと濡れるだけじゃないか、もう少し様子を見てから考えればいいなど、人によってさまざまな受け止め方もあったでしょうが、いざ大災害が起きてから「早く逃げるべきだった」と後悔しても遅いはずですね。

たとえ結果的に避難が無駄になったとしても、避難勧告などが出たら愚直なまでにまず避難をすることが大切なんだろうと思います。

…と、まったく同じことを東日本大震災前に(津波に関して)メルマガや記事で書いていたことを思い出しつつ…。


それはさておき、きょうはまるで台風一過のように抜けるような青空でした。

20130407.jpg


昼過ぎまで風はすごかったですけどね。



タグ:都市型水害
posted by 平野雅之 at 22:55| Comment(0) | 地震・自然災害

2013年03月30日

東京の液状化予測図


東京都ではこのほど、約26年ぶりに全面的な見直しをした「液状化予測図」の公開を始めました。

「東京の液状化予測」
http://doboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouhou/ekijyouka/

ekijokatokyo.jpg


上記のリンク先のページから、「次へ(利用上の注意事項)」をクリックすると利用上の注意があり、いちばん下の「次へ進む」をクリックすると公開データの一覧ページになります。

そのページの上部にある「予測図のみ」または「予測図+主題図」をクリックすれば、上のような地図が表示されます。

地域の状況を見るには「予測図のみ」のほうが分かりやすいでしょうね。

画面の左上のほうにある家の形のアイコンをクリックすれば、住所検索で目的の場所を探すこともできます。


都心以西ではあまり心配する必要はないでしょうが、内陸部の稲城市、多摩市などの一部にも「可能性がある地域」が表示されています。


東京23区の城東エリア、城南エリアなどで家を買おうとするときには、このような資料も十分に活用して、液状化の可能性がある場所なら、その地盤対策がどうなっているのかしっかりと確認してください。

「液状化の可能性が低い地域」でも、絶対に起こらないというわけではないので他の資料も突き合わせて検討するなど、常に注意は必要ですけどね。



posted by 平野雅之 at 22:51| Comment(0) | 地震・自然災害

2013年03月18日

被害想定220兆円


内閣府の有識者会議による「南海トラフ」巨大地震の経済被害想定が公表されましたが、最大のケースで220兆3千億円に達するのだそうです。

直接被害だけでも169兆5千億円に上り、東日本大震災における16兆9千億円のほぼ10倍、阪神大震災の約18倍になります。

最小ケースの想定でも直接被害が81兆8千億円ですから、東日本をはるかに上回ることになるでしょう。

都道府県別では、愛知県の30兆7千億円を筆頭に、大阪府24兆円、静岡県19兆9千億円、三重県16兆9千億円、愛媛県10兆9千億円、高知県10兆6千億円などとなっています。

被害ゼロは7道県でしかありません。


一方で、昨年8月に公表された人的被害の想定では、死者32万3千人、全壊・焼失建物数238万6千棟などとされています。


これだけの規模の災害がすぐに起きるというわけではないでしょうが、心構えは必要でしょう。

自分が死者にならないのはもちろんのことですが、このような大規模災害で崩れた住宅に閉じ込められたりすれば、何日も助けは来ないと考えるべきです。

それを避けるためには、やはり住宅などの耐震化をもっと進めることが欠かせません。


耐震化や防火対策を進めれば被害は半減できる、という試算も出されています。


願わくば、国内の住宅すべての耐震化、防火、さらに津波対策が整うまで、次の巨大地震は起きないで欲しいものですね。



posted by 平野雅之 at 22:53| Comment(0) | 地震・自然災害