2014年09月29日
越境している家、越境されている家
都市部の少し古い住宅では、隣地との境界を越えて屋根が付き出ていたり、物置小屋など何らかの工作物が隣地へはみ出していたりすることがあります。
比較的新しい住宅でも、庭の樹木が越境して隣地へ伸びていることがあるでしょう。
越境問題を抱えたままで売りに出される中古住宅も少なからずあるのですが、トラブルが起きていればそれを解消させなければなりません。
トラブルが起きていなくても、将来のことも考えてしっかりと予防措置をしておくことが大切です。
何らかの越境がある住宅を購入するときの注意点などについて、オールアバウトの記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
(不動産売買ワンポイントアドバイスシリーズ)
「隣地との間に越境問題がある家」
http://allabout.co.jp/gm/gc/447444/
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| 土地・家選び
2014年09月28日
買主も媒介契約が必要!?
専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約という言葉を聞いたことがあるでしょう。
売主が物件を売り出すときに仲介会社との間で締結するもので、このうちどれを選ぶべきかなんて話もネット上には多く流れています。
その大半は売主向けの話になっているはずですが……。
ところが宅建業法では、買主との間でもこの媒介契約を結ぶことが求められているのです。
しかし、その認知度は低く、「媒介契約=売主」といったイメージが強いでしょうね。
国土交通省は媒介契約の「標準約款」を作成していますが、買主向け専用のものはとくに定められておらず、売主用のものに付け足したような感じです。
不動産会社が独自に買主向けの媒介契約書を作ることも可能ですが、そのときは「国土交通省が定めた標準約款ではない」ことを明記しなければならず、かえって消費者に不信感を抱かれかねません。
そんな状況ですからなおさら「買主も媒介契約が必要」という認識が広がらず、大きな誤解も招いているようです。
たまたま見つけたネット上の書き込みでは「自分は買主なのに、バカな不動産会社から媒介契約書を書かされた」みたいな感じでした。
その不動産会社はバカなんじゃなくて、まじめに業法に従っただけなんですけどね。
買主との間における媒介契約の必要性などについて記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
Yahoo!不動産おうちマガジン
「住宅を買うときにも媒介契約が必要になる」
http://magazine.realestate.yahoo.co.jp/corp_reexbrain/20140922-00000002
タグ:媒介契約
posted by 平野雅之 at 23:01| Comment(0)
| 契約・取引
2014年09月27日
仲介手数料はいつ支払う?
中古住宅を購入するときなどには、かなり多額の仲介手数料(媒介報酬)が必要となります。
その上限額は物件価格×3%+6万円+消費税。
たとえば3,000万円の中古マンションなら103万6,800円で、不動産業者がその金額分に見合う働きをしているかどうか、疑問に感じることがあるかもしれません。
もちろん減額の交渉をすることは可能ですし、一連の取引の最後に支払うように交渉することもできますけどね。
それに応じてくれるかどうかは相手次第ですが……。
ところで、この仲介手数料は本来、いつ支払うべきものなのでしょうか。
言い換えれば、不動産業者が仲介手数料を請求する権利はいつ発生するのでしょうか。
金額が適正かどうかの話は別の機会にするとして、まずは不動産業者の報酬請求に関する法律の決まりについて、国土交通省の通達を交えて簡単にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
【Yahoo!不動産】おうちマガジン
「不動産売買の仲介手数料はいつ支払うべきものなのか?」
http://magazine.realestate.yahoo.co.jp/corp_reexbrain/20140921-00000001
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| 費用・税金