2014年05月13日

電力の完全自由化でどうなる?


2年後に電力が完全自由化されることはご存知でしょうか。

まだ正式決定ではありませんが、ほぼそうなる前提で国会の審議が進んでいます。

完全自由化といってもあまりピンとこないかもしれませんが、要するに既存の電力会社の枠にとらわれず、「電気をどこから買うのも自由になる」ということです。

それと同時に売電することも自由になりますから、あなたが売電事業者になれる可能性もあるのです。

もちろん、それなりに設備投資をするお金があればの話ですが……。

しかし、完全自由化されたからといって、どれほどの人が契約先を変えるかどうかは分かりません。

おそらく自由化後、十数年かけて徐々に新電力のシェアが増えていく、といった感じでしょうね。

いずれにしても電力自由化のあらましは知っておきたいものです。

その見通しや課題などについてHOME'S PRESSにまとめましたので、ぜひご覧ください。


HOME'S PRESS
「2016年の電力完全自由化で、家庭の電気料金は下がるのだろうか?」
http://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00143/



posted by 平野雅之 at 22:44| Comment(0) | 法律・制度

2014年05月09日

半分の自治体が消滅!?


民間の「日本創生会議」が発表した人口推計がいろいろと物議をかもしているようですね。

新聞報道やネットのニュースでご覧になった人も多いと思いますが、全国約1800の市区町村のうち、ほぼ半分の896市区町村で「2040年に消滅の危機」、そのうち523市区町村は人口が1万人割れをするのだそうですが……。

「消滅の危機」の中に豊島区が含まれたことで、「豊島区民らが激怒」というニュースもありました。

しかし、推計は決して「2040年に消滅する」という話ではなく、2040年における20〜39歳の女性の割合が5割以上減り、出生率が高まっても「人口の増加が見込めない」レベルになるということのようです。

要するに「そのまま放っておけば将来的に消滅するラインに突入する」という話だと思いますが、豊島区はもともとの人口が多く、定住対策によって流れを変えるだけのチカラを持った自治体のはずです。

すでにさまざまな対策が功を奏して、街の人気ランキングなどでも豊島区がだいぶ上昇しているようです。

問題なのはもともとの人口規模が小さく、何をやっても人口減少の流れを止めることのできない地方都市や町村部でしょう。

2040年ということはないにしても、2100年を迎える前には本当に「消滅」する自治体がいくつか出てくるかもしれません。

消滅しないまでも、かなりの過疎化が進むところは多いでしょうね。

同じ市町村の中でも、地区によって大きな違いが出てくるだろうと思います。

住宅を選ぶ際にも、将来のことをしっかりと考えてみたいものです。



posted by 平野雅之 at 23:15| Comment(0) | 市場動向

2014年05月01日

住宅着工戸数は19か月ぶりの減少


国土交通省が発表した3月の新設住宅着工戸数は69,411戸で、前年同月比2.9%減、19か月ぶりの減少となりました。

1992年6月から1994年2月までの21か月連続増を抜くかどうか注目していましたが、どうやら3月は乗り切れなかったようですね。

住宅の空き家数が膨大な数にのぼり、社会全体で新築抑制、中古流通重視に転換しようとする流れの中で18か月連続して増え続けてきましたから、おそらく今後はこのような連続増加になることはないでしょう。

持家が13.0%減で2か月連続の減少、分譲マンションが13.4%減で2か月連続の減少、分譲一戸建て住宅が4.3%減で3か月連続の減少となるなか、貸家は11.3%増で13か月連続の増加となっています。

持家と分譲住宅は消費増税による駆け込み需要の反動が影響したとされていますが、反動というほど大きな落ち込みではないようにも感じられます。

その一方で、気になるのは貸家の増加です。

来年1月に相続税の大幅増税が控えているため、相続対策として建てられる貸家も多いだろうと思います。

私の近所でもここ数か月のうちに完成した賃貸マンション、アパートがいくつかあるものの、その多くは完成後しばらく経っても入居者がまったくいません。

貸家を建てれば相続税を減らせるといっても、建築費を払って賃貸収入がなければ、相続税を減らすどころか相続財産をなくすことにもなりかねないでしょう。

大手ハウスメーカーによる家賃保証などがあればまだ大丈夫かもしれませんが、これから新築市場が縮小していくことを考えると、10年ぐらい先には経営がかなり危うくなる大手もありそうです。

貸家を建てるときには、目先の相続対策だけでなく、長期の視野に立った賃貸経営感覚も欠かせません。




posted by 平野雅之 at 23:32| Comment(0) | 市場動向