2014年05月21日

新築のワンルームは供給されない?


ワンルームマンションと聞いてどのような部屋をイメージするでしょうか。

6畳程度の部屋の片隅に小さなキッチンが付いていて、狭い玄関の脇にバス・トイレ・洗面が一体になった「3点ユニット」というのが一般的かもしれません。

部屋の広さは20平米あれば良いほうで、以前に建てられたワンルームマンションでは7平米〜9平米程度の「極狭部屋」といった感じのものもあります。

これらを購入して自分で住むという人は少なく、たいていは投資用で購入するか、賃貸で借りるか、という話になるかと思いますが……。

このワンルームマンションに関して、近年は自治体による建築規制が厳しくなっています。

東京23区ではすべての区に何らかの規制がありますし、他の主要自治体でも規制をしている例が多いでしょう。

23区の大半は25平米以下のワンルームマンションを制限していますから、間取りもワンルームではなく、キッチン部分を扉で仕切った1Kタイプ、あるいは少し広ければ1DKタイプのものが増えています。

つまり「新築のワンルーム」という物件自体が減ってきているわけですが、そのぶん都心部では若い人や単身の高齢者が部屋を借りにくくなっている状況もあるでしょう。

マンション投資をする場合にも、新築の広めの部屋は利回りがいまいちのことがあり、「中古ワンルーム」にターゲットを絞るケースも多いようです。


そのようなワンルームマンションの現状について、主に建築規制の視点からHOME'S PRESSで解説をしましたのでぜひご覧ください。

HOME'S PRESS
「ワンルームマンションはこれから減っていくのか、建築規制と市場の動きを考える」
http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00082/



posted by 平野雅之 at 23:22| Comment(0) | マンション

2014年05月20日

最寄り駅までの所要時間

 
不動産の広告には最寄り駅や各種の施設までの所要時間が記載されています。

徒歩による場合には「80m=1分」で換算することをご存知のかたも多いでしょう。

しかし、歩く速さは個人差が大きく、1分で90m近く歩く人もいれば、小さな子どもを連れているときには1分で50mも進めないということもあるでしょう。

また、直線距離ではなく、道のり距離を基準にしますが、信号待ち時間や坂道、途中の階段などは考慮しなくても良いことになっています。

そのため、実際に歩いてみたら広告に記載された時間とかなり違ったというケースも少なくありません。

そして、もう一つ覚えておきたいのは、所要時間の起点となる場所です。

1棟だけが販売される中古住宅ではその算出地点に議論の余地はありませんが、数棟が分譲されるケースはどうでしょうか。

1棟ごとに、たとえばA棟とB棟は10分、C棟は11分などと記載されるわけではありません。

数棟程度であれば誤差が生じてもせいぜい1分程度かもしれませんが、数十区画が販売されるような大規模分譲地では、区画によってかなり違うこともありそうです。

このような場合における所要時間の表示に関する規定について、オールアバウトの記事にまとめましたのでぜひご覧ください。


(不動産売買ワンポイントアドバイスシリーズ)
「所要時間の算出地点(不動産の広告)」
http://allabout.co.jp/gm/gc/442876/




posted by 平野雅之 at 22:58| Comment(0) | 土地・家選び

2014年05月19日

コンパクトシティはうまくいくのか


コンパクトシティに対する議論が盛んになり、法整備も急ピッチで行われています。

先週14日にも「改正都市再生特別措置法」(いわゆるコンパクト都市法)が成立しましたが、簡単にいえば都市の機能や居住者を中心地域にまとめ、持続できる都市にしていこうとするものです。

その背景には今後の大幅な人口減少があるわけで、少し前に話題となった「2040年には半数の自治体が消滅の危機」というシナリオも無縁ではありません。

このまま何もせずにいれば、年々減っていく税収に対して、インフラ設備の維持・更新などの経費は増え続け、どこかで破綻することになるでしょう。

それはもちろん、住宅など不動産にとっても大きな問題です。

極端なことを考えれば、自治体の財政が破綻し、ゴミ収集ができない、水道管が破裂しても直されない、道路が陥没しても補修できない、自然災害で被害を受けた地区はそのまま放置するしかない……などといった事態も、決してあり得ない話ではありません。

そこまで荒廃する都市は考えづらいとしても、40〜50年先のことを想定すれば、都市機能を維持するために郊外の住宅は見捨て、地区ごと廃止するといった荒療治が行われる可能性は十分にあります。

そのようなことにならないよう、早めに取り組むことが大切なわけですが、単純に「コンパクトシティ」といってそれだけで問題が解決するわけでもなく、なかなか難しい問題が山積でしょうね。


それはさておき、国が取り組んでいるコンパクトシティの内容や課題などについて、HOME'S PRESSで解説をしましたのでぜひご覧ください。

HOME'S PRESS
「地方都市のコンパクトシティ化が動き出した〜国が目指す将来の都市像とは〜」
http://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00147/



posted by 平野雅之 at 22:46| Comment(0) | 法律・制度